食品の安さのしくみと対価(代償)その2
(目安:1分)
藤木です。
私たちが食品を購入する際、
安全性に問題がないのであれば価格の安いものを選びたいところですが、
安全性に問題があったとしたら、考えが変わってきませんか、
という話をしていました。
続けます。
われわれ消費者が購入する食品に対して
価格の安さを求める場合、
安さ※を採る代わりに別のものを差し出している、と考えるべきです。
(※正確には一定の美味しさと安さ)
結論から言うと、
安さを採る代わりに、私たちは健康をその代価として差し出していると考えるべきではないでしょうか。
(注:価格が高ければいいと言いたいわけではないです。
高い安いの感じ方は人それぞれですし)
食品メーカーと消費者がそれぞれ生きていく上で
持ちつ持たれつの関係であるときちんと認識すれば、
消費者の求める安さにメーカーがただ応えていては
じり貧でメーカーが存続できず倒れます。
だからコストの低い化学調味料や添加物を使用して
消費者の好む味付けにも応えつつ価格を抑える。
消費者は健康を犠牲にする代わりに安くて
美味しいものを食べている。
この構図です。
お金に余裕があればこういうことには
ならないのかもしれませんが、
日本の一億総中流と言われた時代はすでに過去となって
格差が広がっています。
どんどん健康を犠牲にして価格の安いものを
得ていくしかない状況のようです。
(その認識の無い方が圧倒的に多いわけですが…)
しかも、
低価格にする分、健康をちょっとだけ(対等分)
差し出している、と考えるだけでも割に合わないのですが、
実際はそんな甘くないと私は考えています。
実は消費者が、もっとじり貧の状態です。
明日に続きます。
ありがとうございました。
藤木