アトピー性皮膚炎2(辛さを理解する -かかりやすい方の特徴と症状-)
(目安:1分半)
藤木です。
昨日はアトピー性皮膚炎のアトピーの名前の由来について書きまして
私もどんなものなのかが掴めました。
アトピー性皮膚炎の方は身近でも多く見ていますし、話も聞きます。
少しでも辛さを理解したいです。
名前の由来の次に、
では、どんな人がアトピー性皮膚炎にかかりやすいのか。
これは“アトピー素因”といい、
(1)本人または家族が、アレルギー性の病気(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそく、結膜炎など)を持っている
(2)アレルギーと深い関係がある免疫物質「IgE抗体」を作りやすい体質を持っている
上記2点とのこと。
現代人はアレルギーを持っている方が多いので、
今も多いですが、これから先もこの病気になる方が多くなると言うことが
できるかもしれません。
(2番目はまだ不勉強でよくわかりませんが)
そして、アトピー性皮膚炎になると何が起きるかというと
皮膚のバリア機能異常(低下)と免疫の過剰反応です。
皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などが
バリアの役割を担っていて
外からの物質の侵入や水分の蒸発による皮膚の乾燥を防いでいますが、
アトピー性皮膚炎ではこの機能が弱まるため、外からの異物が容易に皮膚の中まで入りこみやすい状態になります。
そして免疫の過剰反応。
これは以前書いていますが、免疫が本来退治する必要のないものに対しても過剰に反応してしまい不必要に炎症が起きてしまうことでした。
過剰に反応する対象は
ダニ、カビ、ほこり(ハウスダスト)など皮膚への物理的な刺激(引っかく、こするなど)化学物質(石鹸、化粧品、金属、消毒薬など)汗、皮膚の汚れ、紫外線
等様々です。
外からの異物が皮膚から入りやすい状態になっていて、
どこにいても過剰反応を起こす物質を回避することがほぼできず
免疫が過剰に反応し、恒常的に炎症(かゆみのある湿疹)を起こす。。。。
対象もこれだけ多岐にわたると症状を回避するなんて
ほぼ困難になってきますよね。。。
想像するだけでも、
“回避したいのに回避できない辛さ”を感じてしまいます。。。
私も花粉症でどこにいても症状に悩まされる苦しさは経験してますが
アトピー性皮膚炎になることとはまた別物です。
想像しかできませんが、
Yシャツが血でにじんでしまうほど症状が悪化してしまった方が
いたのを身近でも見てきましたので
症状を持っている方のつらさをイメージして少しでも理解したいと思います。
明日はアトピー性皮膚炎の現在の治療方法について続けます。
ありがとうございました。
藤木
今日のおまけ
以前お土産で頂いた讃岐うどんを茹でました。
本場のさぬきうどんは、コシがあって茹でた麺だけでも甘みを感じて美味しい。
出汁もすっきりとしていてしょっぱくなく上品な味でした。
薬味でネギと生姜を用意しましたが、
ネギは切りたて、生姜はすりおろしましたので
免疫力たっぷりなの(辛み)を感じました(笑)
讃岐うどんの美味しさと薬味の免疫力パワーで元気になりました。