身を切る（メロン8等分の話２）

（目安：1分）

藤木です。

昨日のコラム メロン8等分の話2回目です。

小ぶりだけどとても美味しいメロンを

毎年頂くのを楽しみにしていた方が、

今年は大好きなメロンを8等分して

お友達に分けて差し上げました。

そして自分が食べられた分は例年の8分の１。

ですが、

それで物足りなく思うのではなく、

むしろより美味しく感じて満足したとのこと。

なぜ？

に対して女性はこう答えました。

自分の分を分け与えたから余計に美味しかったのだと

思う。

もし、人数分のメロンがあったとしたら。

自分の分の1個を確保した上で他の方に配ったとしたら

こうはいかなかっただろう、と。

身を切って人に与えることが喜びになるのだと

教えてくださいました。

豊かな方がモノを分けてくださるのも、

もちろん素晴らしいことです。

他を利する気持ちが無いとできませんから。

ですが、

豊かでなくても、わずかばかりでも、

自分の分を削ってでも他を喜ばせたい。

自分が苦労してでもなんとかしてあげたい。

という心が人を豊かにしてくれるのだと感じました。

メロンが美味しく感じたのはそのため、ですね。

私はこの話を聞いて感動し、また

まだまだだと自分の姿勢を反省させられたとともに

ある国民的ヒーローが思い浮かびました。

明日も続けます。

ありがとうございました。

藤木