アメリカホルモン牛
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藤木です。
昨日は米国産牛肉のキケンな実情について
触れるという話をしました。
ホルモン性がん罹患率を上げていると
言われる米国産牛肉。
米国産牛肉をめぐる問題は過去にも
BSE問題など様々ありました。
今回のがん罹患率を上げる原因は飼育時のホルモン剤注入と言われています。
食べる食べないは皆さんの判断ですが、
私はできるだけ避けるようにしたい、
と考えていますので、
皆様が食材選びをする際の判断材料にもなればと思います。
まず日本国内の現状として一例を。
日本国内のあるスーパーマーケットで販売されている米国産牛肉に含まれているエストロゲン(女性ホルモン)の濃度を調べたところ、
国産牛と比較して、米国産牛肉は赤身で600倍、脂肪で140倍も高かった。
という調査結果があります。
国内のスーパーマーケットで
普通にエストロゲン濃度の高い米国産牛肉が売られているのですね。
調査では、2種類、高濃度のエストロゲンが検出されたそうですが
そのうちエストラジオール(E2)
といってがんの発症に関連していると考えられていて"圧倒的に怖い"エストロゲンが見つかったようです。
がん発症の原因と言われるエストロゲン含有の高い牛肉が、日本国内で消費者に多々出回っているのが現状のようです。
では、そもそもですが、
なぜ牛にエストロゲンを注入するのか?
それは、こうすることで牛の肥育期間が短くなるので、利益が10%もアップするのだそうです。
企業利益 > 食の安全性
なのですね。
そのためにアメリカ、カナダ、オーストラリアなど主要な牛肉輸出国では「肥育ホルモン」としてエストロゲンの使用を認めていて
それを日本に輸出しているわけです。
ホルモン剤には天然型と合成型があり、日本も天然型の2種類を認めているが、実際には肥育に使っていないそうです。
国産なら平気かなと少し安心しますね。
でも油断はできません。
皆さんもよく聞くかもしれませんが、
外食産業のハンバーガー、牛丼、カレーなどにはこうした残留ホルモン濃度が高い牛肉が使われている可能性が高いといわれていますので
外食をするときは気をつけなければいけません。
EUでは1988年にホルモン剤を家畜に使用することを禁止し、翌年にはアメリカ産牛肉の輸入を禁止。
でも日本は輸入しています。
なぜ日本は輸入しているのか。
それは、1999年に旧厚生省が「アメリカ産牛肉の残留エストロゲンは国産牛の2~3倍程度」で危険とはいえない、と報告したからです。
え?
2〜3倍と600倍では全然違います。
これはなぜか。
さらに深堀りしてみますが、
長くなったので明日に続けます。
ありがとうございました。
藤木