一価不飽和脂肪酸について1(飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違い)
(目安:1分)
藤木です。
3つの脂肪酸の中の1つ、
一価不飽和脂肪酸について入っていきます。
前回も書いた部分ですが、
「一価不飽和脂肪酸」の確認をしておきますと、、
・ オメガ9系脂肪酸とも呼ばれる
・ 比較的エネルギーとして使われにくく、常温で液体の脂肪酸
・ 物質として不安定(炭素鎖2重結合を一つ持つ構造)
・ オリーブオイル、菜種油、アボカド、タラ肝油、イワシ油などに多く含まれる
・ オレイン酸、ミリストレイン酸、エイコセン酸など
このアンダーラインの部分ですね。
構造上、以前出てきた飽和脂肪酸は炭素鎖がすべて単結合なのに対して
不飽和脂肪酸は、二重結合が含まれます。
一価不飽和脂肪酸は1つ。多価不飽和脂肪酸は2つ以上ということになっています。
ちなみに、なぜ一価不飽和脂肪酸がオメガ9系と言われるのか、
というと、
飽和脂肪酸の1つでチョコレートの中のカカオバターにも入っていると
触れた「ステアリン酸」の18ある炭素鎖の真ん中、
9番目に二重結合が1つできている構造だから、という理由からです。
私はこの脂肪酸の構造の違いを知って、興味もちました。
漠然と覚えるより、こういう構造の違いが根拠にあると
覚えやすくなるからです。
炭素鎖がすべて単結合されてる飽和脂肪酸は物質として安定、
一つ二重結合になる一価不飽和脂肪酸は物質として不安定ということですが
低い融点を示し不飽和結合の数が多いほど顕著である。
とくに魚類など寒冷地に生息する変温動物にとって、
不飽和脂肪酸の低い融点は生体構成脂質として有用と考えられるし、
また魚類は多種多様な不飽和脂肪酸を利用している。
なるほど、脂分の融点が低い、ということは低い温度でも固化しにくいということ。
固体(固化)⇒安定
液体 ⇒不安定
ということですね。
魚の脂に不飽和脂肪酸が多く含まれる理由も納得です。
明日も続けます。
ありがとうございました。
藤木
今日のおまけ
たらとブロッコリーのソテー。
これはいつものメニューですね。
飽きもせずよく食べてます。
不飽和脂肪酸も多いので良い。
上記本文のタラ肝油とはまた違うようですが。
佐渡の塩にもハマってます。
それと、
たまたま初めて買ったヨーグルトと同じものを食べているYouTube動画見つけて良いと思いました。
今、筋トレも勉強しているのです。
食事プラスエクササイズ。
健康になってパフォーマンスを上げるなら
必須ですよね。