脂肪酸の種類について
(目安:1分)
藤木です。
飽和脂肪酸について書いていますが、今日は一度、脂肪酸について大まかにまとめる回とします。
飽和脂肪酸は過去私のブログでも出てきた内容が確認できますね。
脂肪酸は大きく分けて下記の3つの分類に分けられます。
(最近はトランス脂肪酸も含めて4種類とすることもあるようです)
「飽和脂肪酸」
・ エネルギーとして使われやすく、体内で合成できる脂肪酸
・ 一般に過剰摂取になりやすく、過剰摂取は健康面でデメリットあり
・ 物質として安定(炭素鎖2重結合を持たない構造)
・ 肉、乳製品(牛乳、バター)卵黄、チョコレート、ココナッツ、パーム油などに多く含まれる
・ ステアリン酸、パルミチン酸、アラキジン酸など
「一価不飽和脂肪酸」
・ オメガ9系脂肪酸とも呼ばれる
・ 比較的エネルギーとして使われにくく、常温で液体の脂肪酸
・ 物質として不安定(炭素鎖2重結合を一つ持つ構造)
・ オリーブオイル、菜種油、アボカド、タラ肝油、イワシ油などに多く含まれる
・ オレイン酸、ミリストレイン酸、エイコセン酸など
「多価不飽和脂肪酸」
・ オメガ3系、オメガ6系脂肪酸に分類される
・ 体内で合成できない必須脂肪酸を含む
・ 物質として不安定(炭素鎖2重結合を一つ以上持つ構造)
・ 魚油(青魚)、植物油(トウモロコシ油・大豆油・サラダ油等)、クルミ、えごまなどに多く含まれる
・ リノール酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコペンタエン酸(EPA)など
※「トランス脂肪酸」※
・ 植物油を高温にする過程などで生成される脂肪酸
・ 健康に対するマイナス面が報告されている
・ マーガリン、ショートニング、加工油脂などに含まれる可能性がある。
※構造上では一価不飽和脂肪酸に分類されていて最近は身体に良くないものとして有名ですね。一価不飽和脂肪酸も構造でトランス型、シス型に分かれるなどあるようです。
脂肪酸についてまとめると、
1.「脂質(脂肪酸)」は人体に必要な栄養成分
2.脂肪酸は3種類(4種類とする場合は(「飽和」「一価不飽和」「多価不飽和」「トランス」))
3. 健康にプラスになるのは適量の「不飽和脂肪酸」
4.健康にマイナスになるのは過剰の「飽和脂肪酸」と「トランス脂肪酸」
(参考先)
脂(あぶら)、脂質といっても内訳すればいろんな種類があり、
人体に与える影響も様々です。良い脂質、悪い脂質がありますね。
引き続き掘り下げて学んでいきます。
今日もありがとうございました。
藤木
今日のおまけ
ぶりを焼きました。
生姜も刻んで一緒に焼いて塩振っただけですが、美味しかったです。
ぶりの中に含まれる多価不飽和脂肪酸 DHAは1900mg(一切れ120g)
EPAは1080mg(〃)
といった感じで、上位に入りますね。
良い食材です。