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Non-HDL コレステロールという指標について

(目安:1分半)

藤木です。

今日は、ご要望もありましたので「Non-HDLコレステロール」について

書きます。

 

何?それ。

 

 

これは、総コレステロール(以下TC)からHDLコレステロール(以下HDL-C)を引いた値で、 

 TCやLDLコレステロール(以下LDL-C)よりも循環器疾患のリスクを測る指標として有用だという報告があるそうです。

 

何が違うのか調べていきます。

 

  

コレステロールは主に肝臓で生成され

それ自体は細胞膜、各種のホルモン、胆汁酸を作る材料となる体に必要な物質ですが

 コレステロールは水に溶けないので血中に単独では存在できません。

 

必ず特殊なたんぱく質と結びつき、リポ蛋白質となって血中 を循環しています。

 

生活習慣病のリスク因子として取り上げられているのは、

この「リポ蛋白」として血液中にとけ込んでいるコレステロールであり、

血液中のリポ蛋白質には、その大きさによって分類されます。

 

カイロミクロン、

超低比重リポタンパク(VLDL)、

中間比重リポタンパク(IDL)、

低比重リポタンパク(LDL)、

高比重リポタンパク(HDL)

 

となります。

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 ©Japan Arteriosclerosis Longitudinal Study のサイトより

 

 

TC の内訳には、カイロミクロン以外の4つが該当するようです。

 

HDL、LDL以外にも VLDL、IDLなんて存在があったのですね。

 

そういえば、私の検査結果でも

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(HDL-C) 106 +(LDL-C) 121 = TC 239 とならないことに

疑問を感じてましたが、その理由がわかりました。

 

なるほど。

 

239-(106+121)=12

となり、12がVLDL、IDLになるようですね。

 (ただし、広義のLDLにIDLが含まれて検査のしかた次第ではLDLと含まれてしまったりするそうで、若干曖昧なようですね)

 

 

また、 最近の健診ではLDL-Cが測定され、VLDLが反映されないなどもあるようです。

 

HDL+LDL=TC だと思ってましたが違っていたことがわかっただけでも

良い勉強になったなと思います。

 

 

また明日に続きます。

ありがとうございました。

藤木

 

 

 今日のおまけ

丸の内周辺でお茶してきました。

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お話ししたのはコーチングをされている女性の方で、

コーチングプログラムを受けているわけではないのですが、

こちらのアイデアを聞いて頂いたり、

逆にダイエット等でご相談を頂いたりと

お互いに切磋琢磨していて学びが多いです。

 

オリンピックがもうすぐやって来ますね。